ご案内

旧ソ連時代に現在のカザフ共和国から欧州に向け約九百キロを百十五万ボルト送電が開始されたのが、世界では初めて。 二十一世紀へ向けての送電技術の到達点とされている。

日本で導入を進めているのは東京電力で、これまでに総延長約四百三十キロメートルのうち、約三百キロメートルを完成、残る百三十キロメートルが工事中だ。 完成部では送電も開始されているが、その電圧は五十万ボルト。
設計上は百万ボルト送電ができるようになっており、近い将来百万ボルト送電を開始する予定という。 百万、ボルト送電は五十万ボルト送電に比べて、一二、四倍送電効率が高く、経済性や土地の有効利用の観点からも送電のエース的な存在になるという。
こうして見てくると送電の暦史は高圧化への歩みだったという側耐が浮かび上がる。 この結果として、送電ロスが着実に改善してきでいる。
戦後も聞もない一九五一年当時の送電ロスは約二五%だった。 つまり発電所で作られる電気が消費されるまでに、その四分の一が放電されてしまっていたわけだ。
百作っても実際に使えるのは七十五だけだったというのだから、大きな無駄といえる。 今ではこれが五%台。
送電ロスは約五倍改善された形だ。 それでもこの改善が進まずに七〇年レベルの送電ロスに止まっていたとすると、地球温暖化の元凶とされる炭酸ガスの排出量は東京電力管内で年間約三十万トン増えるという試算もあって、ささやかではあるが高圧化の思わぬ効果ということができるかもしれない。
高庄化を縦軸に取れば、横軸にくるのは送電ネットワークの構築ということになる。 わかりやすくいえば九州で作った電気を北海道で使うということが可能になっている。
それまで北海道は電力の孤島だったのだが、この北海道・本州連携によって、電気が足りなくなれば本州サイドから融通を受け、逆に余れば本州に供給するということが可能になったわけだ。 すでに下関・門司連携で九州と本州が、中国・四国連携で四国と本州が結ぼれており、ほほ全国大の一体化が完成した。

大雑把にいってしまえば、夏は北海道が出し手、冬は受け手にという構造になる。 電力はネットワークが広いほど電圧、周波数が安定するといわれ、奥尻地震では停電によって急激に需要が減少、トラブルが起きやすい状況になったが、この北・本連携があったことで、電気の質が維持されたと-評価されている。
実はこれに先行して、電気の一体化は周波数の面で本州でも必要で、これも当然ながら実現していた。 日本の電気の周波数は中部地方を境に西側が六〇ヘルツ、東側が五〇ヘルツに分断されている。
このため、以前は電気機器の対応が遅れていたことから、「関西から東京に来たらレコードの音が変わって困った」などといわれた時もあった。 これは明治から大正時代にかけての発電機の導入に際し、東日本では欧州系から、関西側がアメリカ系からと分かれていたための後遺症とされるが、先進国でふたつの周波数を持つのは日本だけという。
いずれにしてもこれでは困るわけで、双方に電気が送れるように新信濃変電所と佐久間変電所のふたつの周波数変換所が東西を結んでいる。 現在、さらにもう一か所を静岡県に建設する計画が進行中だ。
東西の連携が今後、さらに必要になることが予想されるためだという。 こうした送電網が今、電力会社以外に開放されつつある。
すでに自己託送といわれる一般の企業が発電所から自分の工場などに送電することができるようになった。 さらに一部小売りの自由化で、石油会杜などによるIPPが、自社消費ではなく、販売を目的に需要先に電気を送ることもできるようになった。

発電の自由化に加えて、送電一の自由化も進みつつある。 さらには太陽光発電、風力発電などの売電も送電網に乗る。
世界一少ない停電といわれる日本の高い電気の質がこうした新規参入で変化することが懸念され始めている。 送電網の開放も一定度は時代の流れなのだろうが、その効果、影響を十分時間をかけて見極めていく必要があるのではないだろうか。
ところで、実際に電気はどう流れているのだろうか。 原子力発電所などから電気が家庭や工場・ビルといった消費の現場までどのような仕組みで送られているのか。
意外に知られているようで知られていないのがこの送電の仕組みだ。 それも直接ではなく、いくつかの変電所を通過して、電圧などが調整される。
モデルケースでその道をなぞると、発電所を出た電気はまず、その近くにある変電所で、五十万ボルトに電圧が上げられる。 できるだけ効率良く遠方に電気を送るためだ。
この電気は消費地近くで二十七万ボルトにされ、さらに接近すると十五万ボルト、あるいは六万ボルト場合によって二万ボルトに電圧を下げられる。 そしてこれをもう一段下げ、電圧を六千ボルトにしてビルなどに供給される。
町中で見掛ける送電線はおおむねこの六千ボルトの電気が通っている。 家庭で使う電気は普通百ボルトだが、これは電柱に取り付けられた柱上変圧器などで作られることになる。
これでようやく家庭の灯がともされるわけだ。 電圧は発電所を出た時点からだと五千分の一の電圧になっている。
送電網の中では変電所が重要な存在であることがわかる。 ところがこの変電所、都市部ではその建設が多少難しくなってきており、ちょっと毛色の変わった変電所が登場してきで話題にもなっている。
お寺と変電所、能楽堂と変電所という組み合わせで、古典とモダンの混在ともいえるケースが実際に出てきている。 お寺と変電所の取り合わせは東京・港区高輪にあるに東京電力高輪変電所がそれ。
この変電所は寺院の地下にある。 配電変電所といわれる小規模な変電所であれば上部が教会、神社という例もあるが、この高圧変電所の延べ床面積は東京ドームの約半分。

容積は同十分の一という規模で、都内では十番目の大型変電所であるのが特色だ。 寺院への騒音・振動が伝わらないような工夫がしてあり、一部に地上部があるが、吸気口は本堂の軒下を利用、さらに排気塔は寺院の蔵のようにデザインされている。
環境との調和が求められた結果だという。 一方、能楽堂と変電所の共生は名古屋。
中部電力が名古屋城を取り囲む名城公園の一角に建設した名城変電所。 名古屋城のほぼ正面にあたり、実はこの上部には最近完成したばかりの能楽堂がある。
それに地下の一部が公共駐車場になっている。 能楽堂の利用はすでに始まっているが、地下の変電所は知られていない。
文字通り、縁の下の力持ち。 こうしたケースからもわかるように送電網も少しずつだが、生活からその姿が見えなくなってきている。
いわゆる送電網の地中化もそのひとつ。 欧米では当然の地中化だが、下水道の長い歴史を持つ欧米と違って、事実上、都市計画がなかった日本では対応が立ち遅れてしまった。
全国では一割強の段階にある。 それでも都市部では清々と地中化が進み東京二十三区では約九割に達している。

いや、まだまだ二十三区内でも電柱は多いという声が聞こえそうだが、その十倍近くの送電線が地下にあることを想像しなくてはならない。 送電網の整備は発電分野などと違ってあまり注目されない。
しかし、難しくなる恐れもある」という見方も出てきている。 関心が薄い分、問題となりかねない。

鋭い観点からネイルサロン 池袋を楽しもう。可能性を十分感じるネイルサロン 池袋です。
ネイルサロン 池袋は事業がいらないということではなく、ネイルサロン 池袋の担当者には意欲を持って改善してほしいと総括した。
ネイルサロン 池袋の道へあなたを導きます。もうネイルサロン 池袋以外は必要ないでしょう。